一連の住所問題雑感。

ここ数日活発に議論されていますねぇ…。既に古い内容になっている部分もあるかもしれない事に加えて、セキュリティ云々に関わる事に関しては最近は知らないことも多いのですが、思ったことをつらつら書いてみます。
一度何にも考えずに、即座に登録しようと思ったのですが、当初SSLが部分的にしか使われていなかったので、空欄に戻しました。まぁ、id:hatenadiaryのコメント内だけでも活発に意見が述べられていますが、住所確認が利用者のごく一部だけにしか行わないというのも確かに妙な話で、おまけに当初は郵送で確認したその一部の人達には何故かポイントをプレゼントという、どう足掻いても住所登録をさせる為の釣り餌としか汲み取れない手法までありましたから。で、再度メールが送られてきていますが、プライバシーポリシーの改定と発効、規約の改定の延長を行うにも関わらず、肝心の住所登録は期限延長されるだけというのは、これまた納得がいきません。ポリシーの内容及び登録する意味が不明瞭な状態だ、と言われている以上、登録はまず一旦凍結した方がいいのではないかと思います。ポリシーが発効されてから再開するべきではないんでしょうか。その内容如何で承諾できる人は登録すればいい話しで。
id:hatenadiary:20041103#1099458855によれば、登録情報の利用目的と言うのは、

  • アンケートはてなでの地域による回答者に絞り込み機能
  • 商品発送の際の住所確認の簡略化
  • 地域に応じた広告などの情報の発信(これは性別、年齢等に拡張する可能性がございます)

商品の発送以外に関しては正確な住所は必要無く、精々都道府県を任意で選択できるようにしておけばいいだけの話しでしょう。地域と言ってるくらいですし。細かい住所を情報として持っておく必然性はありませんね。生活圏がごくごく狭いエリアでのみという人ばかりではないですから。商品の発送についても、メールアドレスがありますから、従来どおり(?)該当者に尋ねればいいだけではないんでしょうか。もしくは住所登録している人のみを対象にするとか。

残念ながら、はてな内でも著作権侵害情報など他人の権利を侵害する情報が増加しており、企業として、法律に基づき今後もサービスを提供し続けるには、ユーザーの皆さんに住所と正確な情報の登録をお願いするしかないと判断いたしました。

また、削除申し立て等について若干触れられてもいましたが、仮に第三者からの発信者情報の開示請求があった場合に開示情報として認められるものとして―無論、氏名、住所なども含まれますが―IPアドレスアクセスログも含まれていたと思います。にも関わらず、ユーザに住所登録を半ば強制するというのは、殆どログ残してません、という事なのかと疑いたくもなりますね。確かに従来のWebサーバに比べれば、Blogサーヴィスを行っているWebサーバへのアクセスは桁違いだとは思いますが、それは理由になりませんしね。
まぁ、ユーザの意見を受けて反映したりする際の、他所では余り見られないフットワークの軽さはあると思うので、パブリックコメントを加味した内容の利用規約なり、プライバシーポリシーなりになる事は期待していますが。