金曜日の話し。

例によって3連休祭り第2弾を過ごしている訳ですが、久し振りに鬱陶しい髪を切ってきました。俺の摂取する栄養分の殆どはどうも腹と髪ばっかりに行くらしく、1ヶ月もするともう髪ボウボウで、朝顔を洗う時に見る鏡の向こうのボサボサ頭に苛々します。様々な人の髪を見ている美容師でさえ「普通じゃないスピードだ」と褒めてくれます。いや、褒めてはいませんね。
俺の行く美容院Eは引っ越して来る前から今の嫁の実家に行った時なんかに通いだした所です。なんか、等と書いてみてもそれ以外にここに来る理由は無かったんですけどね。最初の担当は毎回激く、そして奇抜な髪型で出迎えてくれるオダギリジョー大好きなMさんだったんですが、実家の都合とやらでその店を辞めて行ってしまいました。そして現在の担当は美容師夫婦なO氏。彼が担当になってから3年は経つでしょうか、見知らぬ人間との接触を極端に嫌う俺も彼とは普通に鏡越しに話し*1ができるようになりました。最初の頃は話す話さない以前に溜まりに溜まった疲れのせいで終始爆睡でしたけど。
最近HotPepperにその店のクーポンがあるんですが、その隅に「眉カットサービスしてます。お気軽に声を掛けて下さい」とか書いてあった気がします。最初の頃はそんな事書いてなかったんですけど。お客からそんなに頻繁に要求されていたんでしょうか。俺も担当がO氏に変わったばかりの頃にちょっと頼んだことはありましたが、大抵嫁にやってもらっていたので、この1、2年くらいは態々お店でやってもらう事は無かったんですが、気が付いてみるとここ数ヶ月行く度に担当の方から声を掛けて来るというスタイルに。切ない位に親譲りの無駄にごつい眉をしていますが…美容師が見ても整えたい欲望が露になる程激しい荒れ具合なんでしょうか。
こうなると最早有無を言わさず的な状況なので、俺としては「お願いします」というしか無いのですが、この作業をやってくれるのが担当O氏ではなく、女性スタッフ。困った事にそれが毎回違うスタッフなのです。ここは正直無駄に緊張させないで欲しい所。新人っぽいスタッフだと勝手に「揃える感じでやっときます」と宣言した後はもう淡々とやってくれるんでまだいいんですが、今回のスタッフは結構な手練の様で色々話してきました。そして「どんな感じにしますかー?」という要求を飲む姿勢に。これが非常に悩ましい問いかけ。こっちは条件反射的にお願いしただけで何か目論見がある訳でもないので、どうしたらいいか分からず、「もう好きにして下さい」と言う始末。流石にそういう突拍子も無い返答だと困るんでしょう、「そういう事言うと、本当に色々やっちゃいますよ。ライン引いたりとか…」、と。男子たるものそこは気の利いた切り替えしで盛り上がるべきなんでしょうが、ラインという単語が今一つ理解できません。多分眉を書いちゃうぞ、という意味なんだろうとは思いましたが、現状の眉に上書きする所なんか無いというか、眉間を繋げて我修院達也にする位しか無いだろう等と妄想する辺りで思考が止まり、微妙なにやけ顔を見せるのがやっとでした。仕上がりは普通でした。

*1:この行為自体はどうも慣れないです。